ダブルライセンス ペースメーカも人工透析も医療は黒く輝

色々あったことを、書きまとめる・・・とりとめのないブログです。 医療従事者には役に立つ・・・ことはないかもしれません・・・。 立つかもしれません。 看護専門学校→看護師→透析病院→臨床工学技士専門学校→臨床工学技士→元の透析病院(看護師として)→今の病院(臨床工学技士 として。)

大部屋の奥の方で、CHDFを回していたら、隣のベッドの人が旅立っていた話。

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昨日は、肺炎でHCUに入っていた人が

一般病床に出ることになり

大部屋でCHDFを回すことになりました。

 

大部屋で透析を回すように指示を出すドクターは

いつも、同じドクター。

他のドクターは、そんな指示出すことはありません。

午前中に透析をすることになっていましたが

HCU退室後、透析を回すことになったので

はじまったのは

ほぼ、午後でした。

前の日の午後8時半から深夜2時半まで

CHDFを回していて

また、回すという指示なのだから

なんとも効率が悪い。

そのまま、12時間とか回して

今日はなしとかの方が

負担も少ないし、

針も刺さなくて済むと思います。

 

穿刺1回は、あるのとないのとじゃ

ない方がいいでしょ。

 

もともと、

外来で咳が出る、

のどが痛い

体がだるい

熱があるなどの訴えがあって、

風邪薬が出されていました。

本人は肺炎かもしれないから

レントゲンを撮ってくれ、と

言っていたそうですが

願いは聞き入れられなかったそうです。

診たのは、アルバイトの医者だった、とか

言ってますから

若いドクターだったのかもしれません。

 

そして、その日の夜に

救急車を呼ぶことになったそうです。

手が震えて、死ぬかと思ったそうです。

高熱で39度・・・きつかったでしょうね。

HCUにはいって

気管内挿管をするか、という話でしたが

ネーザルハイフローという

高流量で加湿して酸素を流すという

カテーテルマスクで

対応しました。

 

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    パシフィックメディコ株式会社

パシフィックメディコ株式会社 製品情報

ハイフローセラピーより引用

https://www.pacific-medico.com/products/hft/

 

勤務先で使っているものは

テイジンという会社のものですが、

ほぼ同じような感じです。

(ネーザルハイフロー=ハイフローセラピー的な感じで

 この記事では扱ってます)

 

 

このレントゲンを撮らずに

風邪薬のみの処方という対応に対して

 

本人いわく・・・

 完全に風邪だと判断されていた。

 あれは、誤診だ。

 腹が立つ、と言ってました。

私も腹が立ちました。

 

その時間

ネーザルハイフローの対応に

あたってくれたのは、

同じ部署の後輩(小さい方)でした。

 

心臓カテーテル中に

ちょっと抜け出して

対応してくれました。(遅くまでご苦労様です)

 

透析(CHDF)が

はじまったのは

ネーザルハイフロー装着後

でしょうね。

 

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一般病床で透析を始めた時

SpO2は95%くらいでした。

ちょっと、悪いくらいですね。

まあ、肺炎があって

ネーザルハイフローをつけて補っています。

そこからみると

元気になってきたかな、

というところでしょう。

 

まだ、回復途中でしょうけども

話ができるし

一見すると

元気そうです。

 

気管内挿管して

人工呼吸器をつけなくて

良かったな~って思いました。

挿管してしまうと

筋肉が落ちるし、

日常生活へ復帰するのが

長くなってしまいそうですから。

 

今日は6時間のCHDFですから、

会話で6時間・・・

というのもできないので、

2時間くらいたったところで

寝て貰いました。

 

苦しくて

夜中に眠れなかったみたいなので。

血圧は保たれていましたので

休んでもらっても

問題ないと判断しました。

負担が少ないCHDFですから。

HDと効率が全然違います。

60分の1という透析液流量ですもの。

 

この方は

人の話をよく聞いてくれる良い人でした。

私の透析の話を

よく聞いていただきました。

さあ、透析もあと少しで終わりだ・・・

という時に、

カーテン1枚を隔てた

隣のベッドが

騒がしくなってきました。

ちょうど、夕食の配膳の時間だったので

そのせいかな・・・

それでも、

看護師さんが

「止まってるね」と言ったので。

何が?と思い

聞き耳を立てて聞いていると

心電図波形が止まっている様子でした。

 色々、生をつかさどる、

ありとあらゆるものが

止まっていたみたいで。

家族を呼ぶことになりました。

やがて、別室へ運ばれていきました・・・。

旅立つ瞬間には立ち会えなかったみたいですが

 特に治療は望まない方だったので

そのまま、なにもせず

安らかに旅立っていかれました。

 

病院は、治療をするために

訪れる場所ですが

最期を迎える場所でもありますね。

 

 そんなことがありつつも

時間で透析を終了して、

返血、止血して部屋を後にしました。

早く元気になってくださいね。

大部屋なんかで

透析をするのは

最後にしたい・・・。

 

ベッドサイドモニタは

装着してもらいましたが

なんせ、手薄。

止めてもらいたい。

何か起こったら

どうしましょ・・・。

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