透析時間が足りないから、食事制限がある。透析時間は目一杯延長で、寿命も目一杯延長せよ。
透析時間は
長ければ長いほどいい。
そんなのは
わかりきったことだ、と言われても
実際に
わかって実践する人は
ほんのわずかです。
在宅透析だって
0.6%。
腹膜透析と血液透析を
同時に
行っている人もわずか・・・。
あなたの
透析時間は
何時間ですか?
この表とデータは
日本透析医学会ホームページ統計2016年
HDFの血流量と透析時間より引用したものです。
https://docs.jsdt.or.jp/overview/pdf2017/p027.pdf
これは、HDではなくHDF限定ですけども、
その時間のほとんどが4時間。
6時間の透析を行っている人は
1%にも足りません。
透析時間を長くするのは
苦痛でしかない・・・
そう言われると
仕方がないことですが、
きつい水分制限も
窮屈な食事制限も
全ては透析時間が長くなれば
ずいぶん緩和されます。
食べるものがない、とよく言われますが、
難易度を上げているのは
透析時間の短さだと思います。
透析患者の半分近くが
10年以下の透析歴であるのは
ほとんどの透析患者さんが
そのコントロールの難しさに
食事を減らしたり
活動量を減らしたり
その寿命を削って
対処しているからかもしれません。
まあ、違うかもしれませんけど。
それでも、
食べなければ上がりません。
動かなければ
水分も、カロリーも
タンパク質も少なくて済みます。
それだと、筋肉も減って
活動も減って
楽しさも減って
透析する時間は少なくていいかもしれませんが
寿命と、余命と
本来あるはずの
人生の価値は
減ってしまうかもしれません。
よく、透析を拒否して
家にこもる方は
食事をあまり食べず
あまり動かずに
水分もあまりとらずに
極力最小限になるようにして
過ごす方が多いです。
そういう方は、心不全か肺水腫か
はたまた、高カリウム血症か・・・
そう言ったもので、病院を訪れますよね。
大体は心不全と肺水腫ですかね。
やっぱ、水分だけはどんどんたまっていきますから。
透析時間を少なくする・・・ということは
しないよりはいいにしても、
そういう寿命と生きる価値を下げてしまっている。
そういう風に思います。
透析時間はできるだけ確保した方が
仕事をなさっている方も
良く働けるのです。
透析中に食事をしておけば、
透析が終わる頃には
カリウムも
リンも
食べてないのと一緒です。
4時間透析だと
若干きついかもしれませんが
6時間透析以上であれば
朝ごはんと昼食を
透析中に食べるのは
たやすいのでは?
それだけでも
食事制限は
随分楽になります。
その他 透析関連