4時間透析多数派に落ち着けたいんだろうな~、という人工透析の診療報酬。
人工腎臓に係る診療保険点数から見ても
国は
透析患者さんには
あまり長生きしてもらいたくないのかな、と
私は思っていますけど・・・
診療報酬を厚生労働省のページに行ってみると
こんな感じです。
現行
【人工腎臓】
慢性維持透析を行った場合
4時間未満の場合 2,010点
4時間以上5時間未満の場合 2,175点
5時間以上の場合 2,310点改定後
【人工腎臓】
慢性維持透析を行った場合
(改) 場合1 (新) 場合2 (新) 場合3
4時間未満の場合 1,980点 1,940点 1,900点
4時間以上5時間未満の場合 2,140点 2,100点 2,055点
5時間以上の場合 2,275点 2,230点 2,185点[施設基準]
・慢性維持透析を行った場合1
次のいずれかに該当する保険医療機関であること
① 透析用監視装置の台数が26台未満
② 透析用監視の台数に対するJ038人工腎臓を算定
した患者数が3.5未満
・慢性維持透析を行った場合2
次のいずれにも該当する保険医療機関であること
① 透析用監視装置の台数が26台以上
② 透析用監視の台数に対するJ038人工腎臓を算定
した患者数が3.5以上4.0未満
・慢性維持透析を行った場合3
「慢性維持透析を行った場合1」又は「慢性維持透析を
行った場合2」のいずれにも該当しないこと
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000197984.pdf
より引用。
ちょっとだけ、説明させて。
普通に解説しているページに行くより
厚生省のページに行ったほうが断然、わかりやすいです。
どこんちも、ただ貼って載せてるだけです。
その分、説明が多くて厚生労働省の方がわかりやすいんです。
場合1~3っていうのが、ちょっと混乱させる要因ですよね。
そのなかでも
場合1と2の
②の透析用監視装置の台数に対する患者数。
これが、何げにちょっと考えさせられる。
1つのベッドで月水金で午前午後やると、1台の監視装置に対する人数は
2人でしょ。
それを、火木土やれば4人。
そうすると、普通に午前午後埋まっていれば
4人の患者数ってことですよね。
これが、20台あって・・・午前午後、全部埋まってれば1台辺り4人だし・・・
20台あって、火木土の午後は5人しかやってません、とかなら
1台辺り3.75人とかちょうどの数字にならなくなる。
ここらへんは、まあ、わかるでしょって思って
書いてないんだろうけど、
頭が悪い私にとっては意味がわからなかった。
26床以上ベッドがあって
午前午後、夜間と透析をやっていると
簡単に場合2になってしまいますね。
空きベッドがある施設ほど、場合1になりやすい。
普通に考えて、空きベッド3.5未満って、
午前午後やってるだけで、4.0くらいは行ってしまうのだから
空きベッドが結構ないと
3.4人で抑えるのは難しそう。
ああ・・・災害に備えてかな。
26台未満っていうのは、
あんまり大きくない施設ですよね。
25台までってことですから
規模的には入院透析くらいかな。
あんまり、大きくやるなってことかもしれないですね。
まあ、場合1と場合2で4000円くらいの差ですけど
数が多いとものすごい金額になりますね。
ちょっとじゃなくなってしまった・・・
・・・ちょっとじゃなくなってしまいましたけど
これを、長時間透析をやろうぜ、って点数にするには
少なくとも
1時間のばす毎に増える点数を
4時間透析の場合の点数の25%位になればいいと思いませんか?
それか、5時間透析から6時間透析くらいまでの
点数だけ割高にしてあげて
4時間透析までの透析の点数を下げる、とか?
結構、透析時間が長いのを当たり前にするのは
厚生労働省にしてみれば
ちょちょいのちょいでしょ?
それを、やらないだけでも
国は長生きして欲しくないんじゃないかって
思ってしまう。
まあ、長生きなんてして欲しくないでしょうけどね
国は。
田中角栄め、認めてしまって・・・無念だ~とか
思ってるかもしれませんね。
まあ、思ってるでしょうけど。
透析室が4時間透析を
勝手に短縮して
3時間50分未満にして1600円くらい
ごまかしてますが、
5時間以上やった場合の1300円より高いんですね。
なんで、こんな配分にしたのですかね。
延ばした方を安くしてあるなんて、ちょっと姑息。
4時間に落ち着けたいんでしょうね~。
透析療法と予後(1) <透析時間は何時間必要でしょうか?>│人工透析・シャントの情報サイト│善仁会グループより引用。
これ、前の記事でも引用した図ですが
4時間透析を超えると
一気に死亡リスクが下がるのですから、
国からしたらこれは・・・困る。
人工透析の診療報酬は色々な統計やら
研究結果を調べて、
作られているのでしょうね。