ダブルライセンス ペースメーカも人工透析も医療は黒く輝

色々あったことを、書きまとめる・・・とりとめのないブログです。 医療従事者には役に立つ・・・ことはないかもしれません・・・。 立つかもしれません。 看護専門学校→看護師→透析病院→臨床工学技士専門学校→臨床工学技士→元の透析病院(看護師として)→今の病院(臨床工学技士 として。)

ペースメーカチェックは患者さんとコミュニケーションをとらないでやったら、指導管理料より大事なものを見逃すかもよ。

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私はペースメーカチェックを外来で行うとき

必ず患者さんとコミュニケーションを取ろうとします。

 

日常生活のことや

本人の今夢中なこと

不整脈が起こって

ペースメーカを植え込むことになったときのこと

なんでもいいのですけど

一番大事なのは

自分で

話をしてもらうことです。

 

ただ、何も話さずに

ペースメーカチェックをしてもいいのですが

私と会うことを

楽しいと思ってくれればいいなと思っています。

 

本当の狙いは

日常生活で困っていることを

聞き出すことなんですけどね。

リラックスしてもらわないと

色々、話をしてくれないんです。

 

運動をしても

脈拍が上がらないのが気になる、とか

言う方もいます。

 

洞不全症候群の人は

運動しても

脈が上がらない人が多いです。

 

そもそも、心房に問題があって

脈が出なくなってしまうのが

それなので、

ペースメーカが60回/分で打っていたら、

運動しても、

自分で上げられずに

60回/分で打っている人もいます。

 

そういうのは、

本人に聞かないと

わからないですよね。

 

 心臓が鼓動するリズムは心臓を伝導する電気信号によって決まります。このような電気信号の始まりである洞結節は右心房の上部に存在し、交感神経や副交感神経などの自律神経作用の影響をうけ心拍数を調節する重要な場所です。

洞結節の細胞自体やその周辺に存在する心房筋の障害によって、心拍数が減少し徐脈や心停止をおこす場合があり、その結果として脳への血流が途絶えることで意識障害や失神などの症状をおこす病気を洞不全症候群(SSS)と呼びます。

 

日本不整脈心電学会  

日本大学医学部内科学系循環器内科学分野 横山 勝章

心臓の病気について より引用

洞不全症候群 (Sick Sinus Syndrome SSS) – 日本不整脈心電学会

 

 私は他の人がペースメーカチェックしても

見落としていたようなことも

コミュニケーションによって

発見することがあります。

だから、会話をせずに

ペースメーカチェックをするというのは

それだけで

症状を見逃すリスクが上がります。

だから、早くペースメーカチェックをするだけが

良いペースメーカチェックではないと思います。

 

こんなふうに

自分で脈拍を上げられない人には

R(レスポンス)というものをつけてあげます。

バッテリー寿命が多少短くなるので

本人が望まない場合には

やめますけども。

レスポンスというのは

動いた時に

体動を感知して

心拍数を上げるので

日常生活や運動が楽になります。

 

普通はDDDとかVVIとか、そういうふうに

表しますけども、

レスポンスをつけると

DDDRとかVVIRとか

そういうふうに呼びます。

 

一文字目が打つところ。心房か心室か、両方か。

二文字目が視るところ。心房か心室か、両方か。

三文字目がどういう動きをするか。同期か抑制か、両方か。

四文字目がレスポンス。付けるか、付けないか。

 

Dは両方。Aが心房。Vが心室。Oが何もなし。

同期はT。心房に合わせて心室を打つ、みたいな動き。

抑制はI。自分の脈が出たら、ペースメーカは休むというような

    打つのを見送る動き。

 

レスポンスなんて、

なんかすごいですよね。

体の動きを感知しちゃうんですから。

メーカーごとに、

その感知のメカニズムは

いろいろなんですけども

活動量を測ろうとしているのは一緒です。

 

外来ではなくて

検査の前後でペースメーカチェックをすることがあります。

それは、ほかの病院で診てもらっている患者さんが

多いです。

チェックの後

チェックした内容を説明すると

説明されたのは初めてだ、

とかいう患者さんがいますけど

本当なのか、ちょっとわかりません。

 

ペースメーカ外来だと忙しくて

話とかしないのですかね・・・。

数がたくさんいるから・・・。

 

まあ、気持ちは分かりますが

ペースメーカのチェックで

お金を取っている名目は

指導なのですから、

何も話さないのはなんか、

おかしい気がします。

 

退院後の生活で

しばらく経てば

わからないことも

出てきたと思います。

不安なことも出てきたと思います。

 

それらを、

うまくカバーするのは

そういう時の

関わり合いだと思います。

 

年齢が80を超えると

次に会えるかどうか

不確定要素をふんだんに含んでくるので

また、話ができるように

会いに来てください、と言って

別れるようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

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