ダブルライセンス ペースメーカも人工透析も医療は黒く輝

色々あったことを、書きまとめる・・・とりとめのないブログです。 医療従事者には役に立つ・・・ことはないかもしれません・・・。 立つかもしれません。 看護専門学校→看護師→透析病院→臨床工学技士専門学校→臨床工学技士→元の透析病院(看護師として)→今の病院(臨床工学技士 として。)

同じ部署の先輩臨床工学技士が、残業、呼び出しオンコールの勤務状況を虚偽申請していた話。

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虚言癖のある上司は、顔が爬虫類に似ています。
上司といっても、役職がないので先輩臨床工学技士ですが、
最近では役職がついたので上司です。
正確には、この話の頃は、まだ先輩ですけどね。
生きてるリザードマンって感じの人です。ヒドイ言い方だなって思いますか?
だって、本当に似てるんだもの。

 ところで、この病院には勤務状況表ってのがあります。
一人一人が今日の勤務はこうでした、何時間残業しました、何日間出勤しましたっていうのを
ひと月分、まとめて表にして提出するんです。
前の病院は、残業届と勤務表を上司が管理してて、
事務がタイムカードと照らし合わせて給料を計算してました。
 ここの病院は、今では(2018年)タイムカードと照らし合わせていますが、
その当時はものすごくずぼらな管理でして、
タイムカードもきる人ときらない人がいました。
そして、ほとんどの人がきっていない、そんな状態でした。
前の病院だと、信じられない。

 私たちの手当の中にオンコール待機ってものがあるんですね。
つまり、24時間呼び出し対応。
(私は今はやってないですけどね)
待機手当が2000円発生していて・・・室長は、私たちが来る前は無料でやっていたそうです。
私たちが入職する前くらいから、もらえるようになったみたいです。
なんて・・・ブラックなんでしょうかね・・・。

私たちは新人。
虚言癖のあるトカゲ顔の上司は、人工呼吸器をはじめ、
ペースメーカチェック、モニタの対応・・・。
ありとあらゆる雑務ができませんでした。

でも、この人はこの病院で唯一の人工心肺技士です。ものすごく貴重なのです。
体外循環認定士を持っています。そして、更にもともと看護師で働いていたので、
私と同じナースとMEのダブルライセンスです。


それで、そのオンコール待機ってものは
人工呼吸やペースメーカやら、いろんな医療機器のトラブルに対応したり、
あるいは、緊急の心臓カテーテル(急性心筋梗塞とか)の時に夜中でも
対応するってものです。
その当時、そういったことに対応できる人は室長のみでした。
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私たちは人工呼吸器や色々な医療機器の管理を覚えていくにつれて、
トカゲ顔上司の勤務状況表がおかしいことに気が付きました。
オンコール待機をしていることになっていること。
そして、ところどころ、呼び出しがついていること。

オンコール待機は、室長が給料が安いだろうから、という理由で許可を出していたそうです。

私:「Sさん・・・(トカゲ顔上司)さんの勤務状況表・・・
   今、人工呼吸器病棟に一台も出ていないのに、
   人工呼吸器対応って書いて、呼び出しになってるよ。」
S:「うわー、これはひどいな・・・。
   人工呼吸器のこと全くわからん人が、人工呼吸器の対応なんてできるんかいな。」
私:「室長が呼び出されて対応されたって、(トカゲ顔の上司)さんに言ったから、
   その日に自分も一緒に呼び出されたことにしてる。
   室長も言わなきゃいいのに。」
S:「これは、いくらになるんだろう。
  待機手当ては室長がいいって言ってるからいいとしても、
  呼び出し手当て5000円と、夜中の残業代か」
私:「10回くらいだから、50000円と残業代かな。
   これ、(経営管理室室長)さんに言わないとダメじゃないの?
    これってやばいよね。泥棒? 給料泥棒?」


トカゲ顔の上司は、呼び出し(架空と思われるもの)が月に10回ほどもありました。
実際に対応している室長でも、月に1~2回でしかないのに。
内容もおかしいものが多く、
「ペースメーカチェック」「モニタ支援」「ポリグラフ支援」
・・・・支援ってなんだろう。応援してるだけ?
ペースメーカチェックはできない人だし。

私たちは経営管理室長に言ってみました。そしたら
「このことに対して、証拠がないと動けないから、
何時に何があって、勤務状況表に呼ばれたと書いてあるけど、実はこうだった。
みたいな証拠を書類にして出してくれないか。」と言われました。
私たちは、トカゲ顔の上司の勤務状況表をチェックすることにしました。
そこらへんに、ポンポンとほったらかしておいてあったので・・・
ものすごく楽ちんに勤務状況表の内容は見ることができました。
2か月分くらい、観察し続けた結果、書類にまとめることが出ました。


呼び出しがあった、という記載があったら、
その病棟へ確認しに行き、呼び出しがないという証言をとりに行ったりしました。

証拠を集めた文書を作成し、そこに、業者を何人も自分の所へ呼びつけ、職場を独占するのは、業務の障害になるから、やめてほしいという要望も付け加えました。

私たちが動くことは室長に言わないでいました。
しかし、途中で室長に気づかれ
室長:「(トカゲ顔の上司)さんのことで動いてるの?」
私:「はい。室長が呼び出し対応した日に自分も出たことにして、
    呼び出し手当てを貰っているのと、
    月に10回くらい架空の呼び出しをねつ造して、勤務状況表につけてます。
    室長には給料が低いと言っているようですが、
    実際には総支給は50万円以上ではないか、とオペ室の師長が言ってました。」

その時の臨床工学室は、役職者が一人もいないため、オペ室に管理されてました。
その翌年くらいに、役職は誰にもつきませんでしたが、一応独立して・・・経営管理室長の下、という形になりました。

室長:「俺は、とりあえず・・・何も聞かなかったことにしておくから、
    動くなら俺と関係ないところで動いてくれないか。巻き込まれるのが嫌なんで。
    まあ、(トカゲ顔の上司)さんもやりすぎだよ。
    多少のことは目をつぶるんだけど、何を考えてるんだかね」


許可をもらったと思っていいのか、そのまま、私は経営管理室長のところへ。
その後トカゲ顔の上司は、何を言われたか、誰も知らない。

でも、予想するに、やんわりなんでしょうね。
普段の管理を見ても、かなり経営管理室長の管理は穴だらけで、いい加減でした。
1年前の話が、いつになっても進まない、なんてこともざらでした。
経営コンサルタントらしいけど、なにをコンサルタントしてるのでしょうね。
何年か後、
経営管理室長はこの病院を辞めることになります。
病気があって、ひどくなってしまったらしいです。
2018年ではもうこの世にいません。
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トカゲ顔の上司は、その話のあとオンコール待機をやめました。
そして、不正な呼び出しをやめました。
勤務状況表をそこらへんに出しておくのをやめました。
私たちに互いに見ないようにしようって言いました。
業者となんか、黒い話を臨床工学室でするのをやめました。
他の臨床工学技士がいるから、と外で話をするようになりました。

その他は、何食わぬ顔で、何もなかったようにその上司は座っていました。
でも、実際はなにも、言えなかったんでしょうね。

そして、その上司は私にきっと、恨みを持ったかもしれませんね。

何かあった時のために
ボイスレコーダーくらいは
用意したほうがいいんでしょうね。

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