変人と名高い彼は・・・・スペシャリスト・・・？

私は素直ですけど、腹黒なので・・・Sさんのことを変人だとか言ってますけど・・・Sさんはスペシャリストです。
変人なのも、まぎれもない事実ですけどね。
Sさんもダブルライセンスです。
検査技士と臨床工学技士の。
検査技士の国家試験はめっちゃマニアックですよね。

Sさんもめっちゃマニアックですけど。
人工呼吸器だけじゃなく、あらゆる変なことにマニアックです。

それで、なんのスペシャリストかっていうと人工呼吸器です。
呼吸療法認定士持ってます。
前の職場でオペ室を経験したらしく手術に詳しいです。
まあ、言ってるのが私なので（オペ室なんて意味わからない人）参考になりませんが、聞くと答えてくれます。

あと、猫が好きみたいで、たまに猫の画像を見てニヤニヤしてるのが気持ち悪いです。

また、悪口になってしまう。腹黒いですから、私。
　すぐキレるっていうのも本当です。
気が短いんですかね。心臓カテーテルの術野に入ると気が大きくなって、とても偉そうです。
偉そうにしてると、評判が落ちていく。
でも、
やっぱ心臓カテーテルの術野にずっと入ってるのでよくわかってます。
カテーテルの準備も、なにをするかも。
ドクター1人とSさんだけで術野をまわすことは結構ありました。
アームさばきはとても慣れてます。

逆に外回りは苦手ですけども、ドクターはSさんを頼りにしているみたいです。
医長がやめるので、
来年あたり臨床工学技士は術野に入んなくてもいいよ、とか言われそうですけど。
私は心臓カテーテルの術野はハードすぎて無理でしたから。
室長のしごき（Sさんの半分以下で仕上げるぞメニュー）に耐えられませんでしたから。
Sさんを、本当にすごいと思ってます。
そばで被害にあうのは嫌ですが・・・同期ですし。
なんだかんだ、一緒に苦難を乗り越えてきたところもありますから・・・。

Sさんは、人工心肺の研修に行き人工心肺のポンプ2（心筋保護液）のほうを回すことができます。
手術中にSさんはお腹が痛くなるそうで、たくさんのガスがSさんの周りに漂っているのを知っているのは私とSさんだけの秘密です。
看護師さんは匂うな、くらいかもしれませんね。
一度、本当にやばかったのは犯人探しがはじまって・・・冷や冷やしたそうです。

患者さんから出ているのかと思われてですね。
いや、やめときましょうね・・・この話をするのは。
私は初めの方こそ心臓の手術に入ったものの、
途中から入らなくなりましたから、もう、できないかな。

Sさんはバイクが好きで・・・ツーリングチームに入ってました。
結構ブンブンしてましたね。
雑誌に取り上げられたことも。ちょっとだけ載ってましたね。
顔がわかりませんでしたけど。

ここ何年か前に、
なぜか猟銃に興味を持ったみたいで。
とたんに危ない人という印象が周りに広まりました。
なんて言ったって、猟銃の免許をとっちゃいましたから。

そして、猟友会へ。
銃の免許を取るのに、推薦人が必要らしいですよ。
もちろん私と、後輩が。
推薦人は刑事さんと面談があるんです。
どんな人ですか、とか。精神的に危なくないですか、みたいな。
私ですか?　私は真面目な人ですって言っておきましたよ。

刑事さんにお世話になったのは、ある意味２回目ですかね。前記事の刑事さんにお世話になった話参照。

そして、今年。
なぜか、家を買ってしまったという。
しかも、一人暮らしで。
猫を飼いたいって、言ってたから猫を愛するあまりに家を買ったのかもしれません。

Sさんは、猫が大好きなんです。
猫愛が溢れてしまったんです、きっと。

だから、妹の家で猫が９匹もいるって言ってたから、Sさんに２匹あげました。もちろん子猫ですよ。

うちの妹が、Sさんを変な人だって言ってました。
笑わないし、固まるから。
固まる?　きっと、考え込んでたんですよ。
どの猫が良いのか。

家を買ってしまったことでお嫁さん来ないなって、みんな思ってます。
でも、こんなにも自分の考えることにまっすぐなSさん。
素敵だと思いませんか。もらってあげてください。