個人用透析装置の濃度測定をしたのだけど・・・思いのほか手こずった
今日は
昨日、いじくった透析装置の
動作点検をして
使えるかどうかの
確認をしてもらうだけの、はずだった。
たったそれだけのはずだったのだけど、
すぐ終わるはずだったのだけれど
ちょっと
脱気ポンプの圧力を測って
テキスト通りの圧に直しただけなのに
自己診断が
通らなくなった。
陰圧開放弁と
チャンバー異常との兼ね合いが崩れて
もう一回やり直し。
でも
圧力を測ることは
メンテナンスの点検表に書いてあることだから
測っただけじゃもったいないから
規定の圧力に直しただけ。
自己診断と
圧力の兼ね合い・・・
そういったことを全部終わらせて
除水ポンプの吐出力に入ったのは
16時半すぎ。
濃度測定に入ったのは
17時半ころ。
濃度を測るのだけど
透析室のスタッフがいないと
測り方がわからなかった。
測定機器はアイスタット。↓こんなやつ。
i-STAT 1血液アナライザー | Abbott Point of Careより引用。
これ、私が若い頃は
こんなにめんどくさくなかった気がするんだけどな~。
カートリッジが期限切れたら使えないようにするために
認識機能があって
バーコードをスキャンしないと
使えないようになってる。
本来は血液用だけど
測定器を買ってくれないから
クリニックから借りてきて
測ってるらしい。
なんでも、カートリッジを間違って
大量に注文してしまったらしく
今年の9月までに
3箱消費しなくてはならないと・・・
そういう話らしい。
そんなに計測する用事はないけれど、
かといって
透析業務開始前の濃度を全部測るのには
全然、足りない。
コスト高いし。
これ使うなら
ある程度、きちんとしたものを
買ってくれた方が
まだ、元が取れる。
本当は
臨床で直ぐに血液検査の結果が
見られるので
とても便利なのだけど、
コストが
それなりに高かった気がした。
私が若い頃は
船で持ってきてたし
注文してから届くのも時間がかかってたけど
今はそういうこともなくなった。
どんだけ、私は昔の人なんだろう。
どんどん昔の人にしないで欲しい。
まあ、そんな訳で
やり方がよく分からずにやったら
2個くらい無駄にしてしまった。
3個目でできた。
1.スキャンはカートリッジの封を開ける前にやらないとダメらしい。
2.透析液は機械にセットする前に、入れないと吸引されないらしい。
うん、出来ない子だ・・・・。
ENTERを何回か押して
ロットナンバーを入れる画面にして
袋のバーコードをスキャンする。
封を開けて
透析液をセンサーのトコに垂らして
蓋をしてから
カートリッジを機械に入れるのね。
次からは、一人でできる。
濃度が出たけれど
正しい数値は
重炭酸イオンは+7mmol/Lしないと
ダメらしい。
なんで?って聞いたけど
そういうものらしい。
20mmol/Lだったのだけど
27ということになるらしい。
Naが140mmol/Lだったのだけど
透析装置のセンサーの伝導度による
濃度表示は14.0mSになるのだそうだ。
たぶん、おおよそなんだろうな。
そもそも、血液用のセンサだから
そこまで、合ってないんじゃないかと思うけど
とりあえず、
使ってもよさげな
組成だ。
透析室のスタッフの言うことを聞いて
いろいろいじくって
もう一回、
アイスタットで測って
透析室のスタッフの望む辺りの
浸透圧組成になった。
じゃあ、終わり。
って思ったけど
陰圧開放弁がまた通らなくて
リリーフ弁を
いじくって
なんとか大丈夫になった。
ねえ?
この機械
自己診断をなんとか通しているけど
陰圧開放弁のところは
きっと、壊れてるよね。
どっか悪いんだよ。
どこだか、誰もわからないけど。
そもそも、陰圧開放弁の自己診断は
結果が
100mmHg付近まで上がったりしないから。
ほかの機械は一桁台だし。
TORAYの業者さんに
聞きたいことが
増えてきてしまった。
この機械見てもらったほうがいいね。
個人用RO装置の管理方法も聞きたいし
圧の正しい管理の仕方も知りたい。
昨日来てくれるかと思ったのだけど
来られなくなってしまったのだって。
何はともあれ、今日も疲れた。
一応、自己診断通ったし
もう、使えるかな。