新しい透析の機械が入ってきたけれど、腑に落ちない話。TR-3000SからTR-3300Sへ変わりました。ETRFは1年交換していません。
休みが明けて
朝、透析室に行ってみたら
何台かの透析の機械が
最新式のものに入れ替わっていました。
この病院は
TORAYの機械にすべて統一されているので
TORAY以外の透析の機械は
採用されることはありません。
なので
今回は2,007年製の
透析監視装置が対象に入れ替わったようです。
臨床工学室には
一切の連絡もなく・・・
TR-3000Sという機械が
古いタイプなんですけど
それが
TR-3300Sというものになりました。
Sというのが最後につくと
個人用です。
これがMだと多人数用。
写真の機械はTR-3000Sです。
それで、下がTR-3300S
透析関連装置 | 製品情報 | 東レ・メディカル株式会社より引用
どちらも個人用。
9台の個人用の機械が
9台の新しい個人用の機械に変わったっていう話です。
この新しい個人用の機械には
ETRFがはじめから付いています。
ETRFっていうのはエンドトキシン捕捉フィルタです。
endotoxin retentive filter
エンドトキシンは菌の中にある毒素です。
retentiveが捕捉。
透析液の中に毒素があっても
フィルタが
エンドトキシンをつかまえてくれるというものです。
捕捉なので、捕まえておいて
あとで洗い流すという感じだというふうに
TORAYの講習で言っていましたっけ。
だから、どちらかというと
貯留しておく、という意味合いがあるそうです。
下がそのETRF。
TORAY ETRF TE-12R | Toray Medical Co.,Ltd.より引用。
うん、見た目はダイアライザーそのまんまです。
汚くなると、黒ずんできます。
このETRF・・・
実は、去年入れたTR-3300Mは
未だにETRFを変えていません。
普通は、というかメーカー推奨は
3ヶ月くらい。
まあ、無理しても半年。
けれど。
今はもう、1年が経ちました。
一応
エンドトキシンは
透析液中からでていません。
以前の記事でカブトガニの血液を使うという
ことを書きましたけど、
まあ・・・その検査です。
飛ばなくてもいいですよ。
ああ、なんかそんなのあったな・・・でいいです。
そもそも、透析室に
予備のETRFなんて1本も置いてないです。
予算も組んであるのか
どうも
意味がわかりません。
それと、
私が一番意味がわからないのは
個人機をなんで
こんなに入れたのか。
多人数用にするって言ってたのに。
まさに、ワケワカメ。
オンラインでiHDFをたくさん入れられると思っていたのに
がっかりです。
私の頭の中で描いていた
モノが消え失せました。
24台全部で透析の機械があるのですけれど
12台が多人数用で12台が個人用です。
更に1台が病棟出張用。
12台も個人機があっても
大変なだけで
オンライン透析はできないし
タンクの場所はとるし・・・
なんで、
個人機にしたんだろうね。
全部オンライン透析にしないまでも
8割くらいはオンラインにしたかった。
普通にオンラインにすると
透析液の供給装置が間に合わないらしく
施行不可能だけど
iHDFなら全台やっても平気です。
体に優しいし
いい効果がたくさんあります。
それに、
どうでもいいけど
一回あたり
透析の点数が500円くらい余計にとれる。
臨床に出てる人には
なにも相談しないで
急に決めて入れるのだから
いつも、
ことあるごとに腹が立って
腹が立って、
この世から消えなくてもいいから
ほかの人と代わってほしい。
まあ、
もう気持ち的に落ちる・・・。