ダブルライセンス ペースメーカも人工透析も医療は黒く輝

色々あったことを、書きまとめる・・・とりとめのないブログです。 医療従事者には役に立つ・・・ことはないかもしれません・・・。 立つかもしれません。 看護専門学校→看護師→透析病院→臨床工学技士専門学校→臨床工学技士→元の透析病院(看護師として)→今の病院(臨床工学技士 として。)

ECUMは、まったく老廃物が抜けないわけじゃないよ。陽圧式のECUMなんて、今はやらないでしょうけど、やったことあります。

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昨日は

記事を書いてる途中で

寝てしまい・・・

日付が終わった頃に

ようやく、目が覚めました。

 

今日は、結構身体がきついかなと思い、

休みをもらって

ちょっと、寝ています。

 

昨日はCHDFを回している横で

本当はHDを回すはずでした。

前の日には

ドクターから指示がでており、

CHDFの準備をする際に

HDの準備もついでに終わらせていました。

ライミングから何から

機械を持っていけば

すぐに、透析を始められるように

しておきました。

 

しかし、どうして中止になったかというと

透析をやるはずの方が

人工透析を受け入れられず

拒否をしたからです。

 

その前日、その方に4時間でECUMを行いました。

ECUMとは日本語だと体外式限外濾過療法。

名は体を表す、なんて言いますが、

難しそうな名前ですよね。

 

 

もっとわかりやすい名前つければいいのにね。

ECUMは略語で、実際には

extracorporeal ultrafiltration method とかいう名前です。

 

へモダイアライシスを血液浄化とか、

CHDF

Cがcontinuousで持続という意味だとか、

そういう覚えやすい内容とはかけ離れているので、

 

私が看護師になった時から

覚えよう覚えようと思っていても、

覚えられない言葉です。

 

extraは余分?ですかね。

corporealは身体上の?

ultrafiltrationで限外濾過って意味みたいです。

ultraは超ではなくて限外なんですね。

限外は限度以上に出ること、みたいですね。

methodは方法。

 

よって、

体の中の余分なものを濾過する方法なんですね。

限外がどこにかかるのか知りませんけど・・・。

 

一般的に

水だけ抜きました、とか

そういうふうに、説明してますけど

実際には

電解質も、小さい老廃物もいくらか抜けてます。

 

だって、

考えてみてください。

膜の穴は

HDF用のものほど

大きくないですけど、

やっていることは、

HF(血液濾過)の補液がないバージョンですから。

気にするほどのものでは

ないんでしょうけど。

 

でも、ECUMの最中は

回路内の血液が濃縮します。

 

だから、あまりに一気に

除水をすると

固まっていなくても、

濃縮で回路内の圧が上がってしまいます。

 

そういった、濃縮された血液を身体に戻すわけだから

なんだか、血栓とかは起こりやすそうですよね。

実際は、どれほどかわかりませんけど・・・。

 

前の病院で

ものすごく原始的なECUMをやっていたので

ダイアライザによっては

結構、一気に水が抜けるんですね。

今は、こんなことしないんでしょうけど。

教科書には載ってますよ。

陰圧式と陽圧式があるんです。

普通に患者さんが普段見ているのが

陰圧式。

私が、やっていた原始的なものというのが

陽圧式です。

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なんか、笑っちゃうほど絵が下手ですけど

ペイントは難しい。

これでも、ECUMはできます。

点滴のラインは、

点滴ボトルに刺すところから、下についている

滴下を見るところをハサミでチョッキンです。

ドリップチャンバーの、あの部分は

カプラを付けるところと

なぜか、ちょうど同じくらいに出来ています。

誰が考えたんだか、考えた人は頭いいですね。

今は、だいぶお年がいってるでしょうけど。

それか、亡くなってますね。

 

この方法は、ローラーポンプさえあって、

計測できるものさえあれば、できます。

 

ローラーポンプだけの場合、

気泡検知器などの安全装置は働きませんけどね。

このECUMをしている場合、

APSなどのものすごく

性能の良いポリスルフォン膜を使うと

ものすごーーーーく一気に水が抜けてしまいます。

10分で300mlなんて朝飯前です。

 

1.5リットルくらい

1時間もかかりません。

 

血圧が下がり過ぎないように

注意しなくてはいけないです。

ちょっと、その除水を調整するのに

点滴チューブにもともとついてるクレンメを

閉めてあげるとゆっくりになります。

 

まあ、途中からあまり性能の良いダイアライザーを

使うのはやめましょうって話になって、

性能の良くないダイアライザーを

使うようになりましたけどね。

 

何人か、ショックになってしまいまして

危ないですよね。

普通に。

 

これをやるのは、だいたい夜間だったり

朝方だったり

呼び出し対応のスタッフがやるので

みんな眠いので

結構、早く引きたがるんですね。

患者さんの苦しいのを

早く楽にしたい、という言い方もありますけどね。

 

逆に高カリウム血症は、早く切り上げるなんてことはできないので、

夜中の3時に呼ばれて

朝方の7時までHDをおこなうなんてことも、

ありましたね。

今は、そんな透析のオンコール対応からは

解放されてますけど、

懐かしい話です。

 

今の心臓カテーテルのオンコールの方が

呼ばれると大変で

透析に比べると

割が悪いと言ったら割が悪いかもしれませんね。

運動量が違いますし、

使う知識も透析療法より

心臓分野の方が難しい気がします。

 

心電図は、言葉で説明しても伝わりませんし・・・

心臓カテーテルなんて、知らない人は

実際に見ても何やっているのか

訳わからん状態でしょうから。

 

 

なんだか、

透析拒否の話から

ECUMの話になってしまいました。

更に、それまくってます。

 

でも、透析は絶対やらないって・・・

そういうことを言う気持ちもわかります。

 

明日もCHDFなんでしょうね。

今日はよく休みます。

良い目覚めがありますように。

 

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