透析をやめて、看護師ではなく、ゼロから臨床工学技士として働くことに決めました。
前の病院を辞めて、就職先を探している時の話です。
就職先は紹介会社を使いました。
インターネットで登録して・・・2個くらいの会社からの紹介を受けました。
看護師と臨床工学技士の資格を持っていましたが、
紹介会社は看護師としての働き先を見つけてくることが多かったです。
看護師の方が需要が多かったんでしょうね。
前に触れたイケメン詐欺師が働いていた病院も、
この時「ちょっと受けてみよう」って思って受けました。
ピッキングを駆使して、窃盗事件を起こしたというのが本当かな、
と興味があったからです。
そういうことが起こった病院はセキュリティに
何かしらの強化が行われていると思ったからです。
山奥で運転が自信無かったんですけども面接に行きました。
病院自体は悪くなかったです。徳洲会系の病院。
給料は安いな~っていう金額ですけど。
ま、色んな意味で有名な徳洲会系ですからね。
重労働過ぎて・・・無理かなって思ってました。
結果は合格で内定が来ましたよ。なんだか、気に入られているように感じてました。
紹介会社の担当の方も、ずいぶん事務長が気に入っていたと言ってたから、まあ・・・そうなんでしょうね。
機械とかのメンテナンスは、なかなか行き届いていて勉強にはなるかなって思いましたけど、受ける前からここは無理だなって思ってました。
落石とか、雪とか山道とか・・・運転苦手なんです。通える自信ないです。
イケメン詐欺師が勤めていたところをちょっと見てみたいって思っただけですから。
ロッカーのセキュリティにお金がかかっているのをみて、
オートロックの指紋認証が入ってました。
徳洲会系の病院なのに
不自然にそこにお金が掛かってました。
確かに居たなってのは充分わかりましたから満足です。
確かに窃盗が頻繁に起こった。・・・・間違いない。
それと、返血方法を見たかっただけです。
あとは、なんかずいぶん遠いとこを紹介されました。
そこは、話だけ聞いてあんまとる気なかった感じでした。
話だけ聞いてくれた感じ。嫌そうな、そんなの。
自宅から2時間かかって行ったのにな~
ただ、疲れた。そこは、結構大きな病院で
・・・病院がっていうかグループで施設が何個かあったみたい。
まあ、どうでもいいですね、今となっては。
あとは、総合病院だったかな。そこの、透析施設。看護師の欠員が出たんですって。
一人やめたら一人補充する、それ以上はとらない。そんなところでした。
看護師はバイタルとって、あとは臨床工学技士がやってくれるってスタイルで、看護師か~看護師で就職してただバイタルとるのか・・・。
つまんなそ~。退屈そう。それが率直な感想。
そして、臨床工学技士で自分は就職したいんだなって感じているのに気づきました。
それで、次に受けたのが今の病院でした。
とりあえず、面接に行きました。
けれど、ほかの病院と違ったのは、仲介業者というか紹介業者は面接に立ち会わなかったことです。
他にも面接した人がいたみたいですが、その人たちは紹介業者と一緒に面接を受けてたみたいです・・・。
まあ、でもしょうがないかなって、思ったんですけども、
後にこういうことか~って納得することになるとは、微塵にも思いませんでした。
私は、当時の事務長と経営管理室長の二人だけがいる部屋で面接を受けました。
私は・・・あがり症なので、結構カチンコチンになってました。
話をしていて、出てきて考え込んでしまったのは、
透析をやりたいのか、それともゼロからやりたいのか・・・って質問でした。
私は透析以外やってこなかったのに一体全体、他のことができるんだろうか
・・・自分に自信が持てない・・・そんな心境でした。
でも、前の施設で、いろいろ嫌な思いをしていることを話したら、
ゼロからやったほうがいいと事務長から言われました。
悩んでることがあるなら、
相談に乗るから、
仮にほかの施設に行く事になるにしても相談に乗るから、
相談をして欲しいと言われました。
意味がわからなかったのですけども、まあ、返事をしておきました。
受かるのか、落とされるのか、落とすにしても相談に乗る? 意味がわからないと思いました。
私はこの際、1からいや、ゼロからスタートしてみよう、と思い・・・
緊張の中、必死にそのことを告げました。
その言葉は届いたのか、聞き流されたのか、
返ってきた言葉は
「やる気がある人材なら、うちは欲しい。別に、人手は困っていないから・・・。
だから、今回は落とすから、もう一度受けてくれないか」
その言葉で、事務長との話は終わり。
とりあえず、意味がわからないまま「はい」と返事をしました。
あとは、経営管理室長に頼んであるから、と言われて
退室となりました。
不合格?って思ったんですが。
その後、経営管理室長から話があって、
この病院、仲介手数料を払わないで採用するつもり、
ということが理解できました。
うん。ま、不合格ではないからいっか。
そう、思ってしまいました。
それで、私はゼロからスタートをする決心をするのでした。
もう、透析業務はしない。
もう片方の業者から電話がかかってきて、
このことを話ししたら、とても、怒ってました。
それでも、私がこの病院にするって言ったら、信じられない。
やってられるか、みたいな感じで電話が切られました。
紹介業者から、仲介手数料をちょろまかす。
前の病院もやってたな。
ろくなもんじゃない。
ろくなもんじゃないけど・・・
私は、もう一度、面接を申込み、採用通知を頂いたのでした。
就職活動は10月くらいから初めて、2月くらいまでは前の病院で働いてました。
12月くらいに辞めるって言いました。
不平等な勤務表を不平等だと認めてもらった話です。
yawatakomaginu.hatenablog.com
4月から入社で、この時の同期がいます。Sさんとこのブログでは呼ぶことにします。
今後、登場人物としてたくさん出そうなのでSさんとしないと、書きにくくなりそうです。
新人研修の時された話が、記事で触れた包括的な医療って話です。
この病院で、本当は私も人工心肺操作をやるはずでしたが、
オペ室経験のあるSさんが研修を先に受けることとなり、
途中で人工心肺の研修で挫折したSさんのことを受けて
徐々に私の研修の話は消えていくのでした。
そして、やらないと決めた人工透析は
私の専任の仕事となって
また、戻ってくるのでした。