皮膚潅流圧測定は検査技士の仕事でも、ここでは臨床工学技士の仕事です。
皮膚灌流圧測定って知ってますか。
とった事あります?
Skin(皮膚) Perfusion(灌流) Pressure(圧)で略して、SPP。
病院でこんなのを、つくったりしましたけど・・・
どうみても、臨床工学技士より検査技士の仕事だと思うんです。
病棟でも、違和感がハンパないって、よく言われます。
透析患者さんでは
透析歴が長い方ほど
動脈硬化しやすいので
やったことがある人も多いのではないかと思います。
高脂血症も関係しますよね。
現実的に、当院でも
透析患者さんの下肢のPTAは多いです。
糖尿病がある人も、足の血管は気を付けないといけないと言われますね。
糖尿病の人も多いです。
足の裏と足背で計測しています。
必要な時には、足の親指で測ったりします。
センサーをテープで貼り付けて、末梢の血液循環を調べるんです。
大きい血管のというよりは、毛細血管の血圧を測ってます。
足の血管を風船で膨らませて拡張するという、
経皮的血管形成術(Percutaneous Transluminal Angioplasty)よく言うPTAの前後で、
ABIとセットでよくSPPはやります。
PTAは透析のシャントでもよくやりますよね。
SPP<30mmHg 重症虚血肢
SPP≦40mmHg 治療対象
と物の資料に書いてあります。
自分の勤めている病院では、片足二箇所ずつ(足背と足底)測ってます。
1箇所5分って、ほかの施設とかで軽く言ってますが、
4箇所で20分ではとれません。
難しいです。
ストレートに終わることはあんまりないですね。
検査目的が末梢循環だけあって、
センサーが敏感なのです。
不随意運動(意志とは別に動く運動)とかあると、測定できないです。
じっとしていられない人は、基本的には測れないです。
マンシェットで圧をかけて、血圧測定と同じ要領で
計測します。
このマンシェットにかかる圧は、最高で200㎜Hgくらいになるので
この圧力で痛みを伴う場合には
計測できません。
筋肉が動いてノイズが入ってくるので計測できないです。
下手すると1時間くらいかかります。
記事頭の説明にある通り
トイレには行っておいた方がいいですよ。
今まで、臨床工学技士がやっていましたけども、
検査技士の業務だと考えられるので
検査室でこの検査をやってくださいと、
検査技士長に頼んだところ
話し合いをしました。
そして・・・・・・・・・
断られたため(なんでだよ)
臨床工学技士がやってます。
足のPTA治療を増やすためのABI,TBIを測ってほしいという話も断られたため、
一部だけ臨床工学技士が測ることになり、
検査室のような業務で終わる日もあります。