そんなのは、医療従事者には常識だよ。知らない人なんていないよ。(ヒントは○○ー○レモン〈ジュースだよ〉)
うん・・・こう言われたのは、臨床工学技士の実習中のこと。
輸血をたくさんすると、カルシウム製剤を入れるのだけど、その理由を自分は知らなかったので、「そうなんですね、初めて知りました」って言ったら返ってきた言葉。
実習指導担当者の人から・・・・。
そっか~みんな知ってるんだ。常識か~って思ってたんですけど、いざ臨床に出ると、結構みんな知らないじゃん・・・。
病棟で働く看護師さんでも、知ってたり知らなかったり・・・知ってますか?
なんで、輸血をたくさんするとカルチコールとかのカルシウム製剤入れるか。
ヒントは○○ー○レモン。
クエン酸って、知ってますか? 血液製剤の中には、固まるのを防ぐために抗凝固剤として入ってるんです。
血液中のCaイオンはクエン酸と結びついて、体の中に吸収されやすくなるんです。金属イオンを挟み込むように結びつくことをキレートって言うんですけど、血液中のCaが細胞の中に入って血液中のカルシウムが下がるわけです。
カルシウムが下がると低カルシウム血症になります。
低カルシウム血症になると、筋肉がケイレンしたり、鬱(うつ)状態になって気分が落ち込んだり、結構いろんな事が起こりやすくなります。
キレートレモンのクエン酸はカルシウムや鉄分の吸収を促進させるみたいです。